青森県八戸市の多目的施設「FLAT HACHINOHE」のスケートリンクの中央部分が平坦になっていないことが分かりました。市は、競技に支障をきたすとして、運営会社に施設の改修を求めています。

八戸市は24日、「FLAT HACHINOHE」の運営会社に、速やかな改修工事を求める要求書を提出しました。

「FLAT HACHINOHE」を巡っては、2022年8月、施設を利用する市内の競技団体がリンクの中央部分が盛り上がっていると指摘しました。

これまでの調査で、施設の地盤はリンクを冷やすための冷気で凍っていて、それによりコンクリート製の床が持ち上がっていることがわかっています。

通常のリンクは氷の厚さを5cmほどにしているところを、フラット八戸は現在、30cmの厚さにしていて、リンクの平行を保てるようにしているということです。

八戸市 熊谷雄一市長
「国スポに間に合わせるということでしたが、私たちとしては、すでに準備を進めている2年後の国民スポーツ大会に向けて間に合わせていただきたい」

「FLAT HACHINOHE」側は、建設工事の際に不手際があったとみている一方、建設会社は工事に問題はなかったとしていて、運営会社は今後、建設会社に工事のやり直しを求めるとともに、引き続き協議を進めていきたいとしています。

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