リンゴの木を剪定する際に出る枝=「せん定枝」を再利用します。弘前大学が地元の企業と連携して新たな生地を作製して公開しました。

リンゴの枝が布として生まれ変わります。

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「リンゴの枝」が「布」に?

リンゴのせん定枝を使った「布」を作製したのは、弘前大学教育学部の廣瀬 孝准教授たちで、アップサイクルに取り組む弘前市のアサヒ印刷と共同で、2023年10月から研究してきました。

そして、24日に公開されたのが、仮称・「りんごの布」です。

どうやって作られているの?「リンゴの布」

チップにしたりんごのせん定枝を粉砕して、薄い紙の形にしたうえで、強度のあるマニラ麻から作られた糸と撚り合わせます。

さらに、その糸を既存の和紙糸に編み込むことで作られたのが、この「リンゴの布」です。

試行錯誤を経て完成した「リンゴの布」

りんご剪定枝は糸の段階で20%、布の段階で10%ほど配合されていて、試行錯誤を経て、糸の強度を確保することに成功したということです。

弘前大学 教育学部 廣瀬 孝准教授
「最終的には経糸も横糸もすべて我々の糸で、さらに糸の成分もリンゴを高めるのが最終的な到達点」

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