青森県南部町で21日朝、県産サクランボ「ジュノハート」の初競りが行われ、中でも大玉の「青森ハートビート」が9粒入り一箱が最高値となる35万円で競り落とされました。

南部町営地方卸売市場で行なわれた初競りには、ジュノハート73箱と青森ハートビート3箱が上場されました。このうち1箱9粒入りの青森ハートビートが、これまでの最高値を更新する35万円で競り落とされました。

競り落とした カネテ青果 久保田公彦代表取締役
「今年はサクランボも不作だというなかで、生産者の方々も頑張って、きょうの初競りに出していただきましたので、それも金額に上乗せで。ちょっと高すぎたかな?しょうがない!それも生産者のためになればと思って、よかったなと思っています」

競り落としたハートビートは、店で販売せずに社員などと分け合って食べたいとしています。

生産者も予想を超える高値での落札に驚いていました。

最高値がついた「青森ハートビート」の生産者
南部町ジュノハート生産者部会 杉澤勝部会長

「自分は震えました、聞いていて20万からスタートしてどんどん上がっていって震えてきましたね」

丹精込めて作り上げた“赤い宝石”。その姿は、これからを担う世代にも輝かしく見えたようです。

杉澤さんの息子 杉澤遥馬さん
「ぼくも将来パパみたいになって、一等賞とりたい」
Q.35万超える?
「たぶん」

こうした言葉や、消費者の反応を励みに生産者たちが手がける南部町のジュノハート。6月いっぱい出荷が続きます。

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