奈良県立生駒高校は3年生の生徒や保護者ら216分の日本学生支援機構に提出するための申込書類を紛失したと発表しました。配送業者が紛失したということです。書類には生徒や保護者らの個人情報が掲載されていました。

 奈良県教育委員会によりますと、14日、奈良県立生駒高校の職員が日本学生支援機構へ奨学金の申込関係書類を送付するために、配送業者に配達を依頼したということです。その4日後に配送業者より「書類を紛失し、未着である」との連絡が学校にあったということです。

 学校側は紛失した書類の捜索や回収を配送業者に求めていますが、現在のところ見つかっていないということです。

 紛失が判明したのは、日本学生支援機構へ提出する「大学等予約採用申込関係書類」で、3年生の129人、卒業生4人の「氏名・住所・電話番号・生年月日・性別・国籍・奨学金の種別」が含まれていたということです。また保護者83人分の「氏名・住所」なども記載されていました。

 学校側は、保護者に対してメールを配信するとともに、日本学生支援機構が指定する『信書扱い』での配送方法を用いていなかったとして、体制の見直しなどを図るとしています。

 県教委によりますと、現時点では情報の不正利用等は確認されていないということです。

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