去年1年間の交通事故による死者の数は2678人と、8年ぶりに増加したことがわかりました。

政府がきょうの閣議で決定した2024年版「交通安全白書」によりますと、去年1年間で交通事故により亡くなった人は、前の年より68人多い2678人で、2015年以来、8年ぶりに増加しました。

年齢別では65歳以上の高齢者が占める割合が全体の54.7%と高い水準で推移しています。

高齢者は死亡事故につながるケースが多いことから、白書では、▼運転に関する相談体制の充実化や▼道路の無電柱化、▼バリアフリー対応型の信号機の整備などの施策を進めるとしています。

また、減少傾向が続いていた交通事故の発生件数も、去年は前の年よりおよそ7000件多い30万7930件となり、2004年以来、16年ぶりに増加に転じました。

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