能登半島地震での被害を踏まえて青森県の宮下宗一郎知事が、国土交通省へ要望です。防災や国土強靭化に向けた対策を継続できるように、年内に国の計画を取りまとめるよう要望しました。

宮下知事は17日、国土交通省の吉岡幹夫技監を訪ね、防災や国土強靭化に関する要望書を手渡しました。

このなかで宮下知事は、2021年にむつ市の小赤川橋が豪雨による土砂崩れで崩落し一時、688人が孤立するなど津軽半島と下北半島の2つの半島がある青森県は、災害のリスクが大きいとしています。

このため、防災や国土強靭化の対策を継続できるように国が年内に計画を取りまとめることや、半島地域への国の支援制度を拡充させることなどを求めています。

国土交通省 吉岡幹夫技監
「1つ1つ効果を確認しながら、地域の要望も聞かせてもらい、必要な事業を進めていく。しっかり頑張っていきたい」

青森県 宮下宗一郎知事
「時間がかかるのがインフラ整備の特徴なので、早いうちから予算化して事業化していかないと、結果的に必要な時にでき上がっていないとなりますので、令和6年度中の計画策定をお願いしています」

吉岡技監は「要望を踏まえながら強靭化の取り組みを進めていく」と応え、今後、対応を検討する考えを示しました。

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