新潟県長岡市内のスーパーで今月2日、総菜を万引きしたとして警察から捜査を受けている長岡市教育委員会の男性課長(50代)について、長岡市は19日付で停職6か月の懲戒処分にしました。

長岡市によりますと、男性課長は今月2日の午前10時45分ごろ、長岡市内のスーパーで総菜6点(約3000円相当)をレジを通さず店外に持ち出したところを警備員に取り押さえられ、警察に通報されました。
その後、任意での捜査を受けているということで、長岡市の事情聴取に、今回の万引きのほかにも、同じ店舗で今年3月にも万引きをしていたことを認めたということです。

また長岡市は、去年12月に電車内で酒に酔い女性の足を触る痴漢行為をしたとして、県迷惑行為防止条例違反の疑いで任意捜査を受けた男性係長(40代)を減給10分の1・1か月の懲戒処分としました。男性係長はその後、相手方と示談が成立し、今年3月、不起訴処分となっています。

さらに2021年11月に乗用車を運転中に交差点で乗用車と衝突する事故を起こし、運転者に骨折などのけがをさせた消防本部の男性副士長(20代)についても戒告としています。男性副士長は2022年に略式命令を受けていて、きょうまでに相手方と示談が成立したということです。

市の職員が相次いで懲戒処分を受けたことについて、長岡市の磯田達伸市長は「このたび、市職員がこのような不祥事を起こしたことは、長岡市政全体に対する重大な信用失墜行為であり、誠に遺憾であります。市民の皆様の市政へ対する信頼を著しく裏切ったことを深くお詫び申し上げます。
長岡市として、再発防止に向け、全職員に対して改めて綱紀の粛正及び服務規律の確保を徹底し、再発防止と信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。