奈良県教育委員会は、生駒市立中学校の69歳の男性講師に懲戒処分を行いました。

 県教委によりますと、講師はハンドボール部の顧問を務めていますが、今年5月に実施された部活動の地域の大会で、禁止されている行為、具体的には『会場内でのフラッシュ撮影』を行った部員の生徒に対して、感情的になって髪を引っ張る体罰を行ったということです。

 講師はフラッシュ撮影をした生徒を口頭でとがめたあと、別の場所へ移動する際、後方を歩いていた生徒の動きが遅いと感じて、生徒の髪を掴んで引っ張ったということです。

 奈良県教委は、「学校教育への信頼を著しく損なうもの」などとして、男性講師をきょうづけで戒告処分としました。

 講師は、平成21年度から26年度まで教頭を務めた経験もあるということです。また現在は指導にはあたっていないということです。

 講師は県教委側に、「大変迷惑をかけて申し訳ない。被害生徒と保護者にしっかり謝罪したい」と説明しているということです。

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