九州から関東にかけて大雨に見舞われ、東海道新幹線が一時運転を見合わせるなど影響が出ました。(6月18日「Nスタ」午後4時50分ごろの放送より)
関東の強雨 あと数時間 19日は気温上昇 熱中症に警戒を
広瀬駿 気象予報士:
関東の梅雨入りはまだ発表されていませんが、梅雨で降るべき雨量の半分くらいが1日で降っているような状況です。
雨雲は夜になると南の海上に離れていく見込みです。雨は夜9時ごろでピークを過ぎていくでしょう。しかし、大雨の影響が残っていますので、しばらくの間は土砂災害に厳重に警戒をしてください。
関東甲信地方は今後、高気圧に覆われ、19日、20日は夏空のように晴れて厳しい暑さとなる予想です。その後、22日から4日間ほど雨が降り続く見込みですので、梅雨入りの発表は22日ごろになると思います。
今年の梅雨は「大雨」と「猛暑」 1回の雨量が多い可能性
井上貴博キャスター:
平年、関東甲信の梅雨入りは6月7日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろで、期間は43日ほどとなっています。(1951年の統計開始以降)
広瀬予報士によると、「今年は梅雨入りが遅いが、雨がだらだら続く可能性は低い。梅雨明けは平年ぐらいになるだろう」ということです。梅雨の期間が短くなるということですか?
広瀬 気象予報士:
平年だと6週間ほどですが、今年は短い期間に集中して雨が降るのではないかとみています。
井上キャスター:
2018年の東京の梅雨時期(6月6日ごろ~29日ごろの24日間)の降水量は155.5ミリでした。しかし、2024年6月1日~18日午後4時時点までの降水量は185ミリと、すでに2018年の梅雨の時期を上回っています。
広瀬予報士は「東京の6月の平年167.8ミリより多いペースで降っている」としています。
雨の降り方の今年の特徴については、猛暑や大雨など「現象が極端」になりそうで、「特に雨は短期集中型で、1回の雨量が多くなる可能性があるので注意が必要」だということです。
広瀬 気象予報士:
昔と比べると、梅雨の性格が変わり、専門家も「アナザーワールドに突入した」と言うほどです。
梅雨時期の“曇りの日”を抜いたようなイメージで、晴れて暑いか大雨かというように現象が極端になってきています。
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