勢い良く泳ぐシャチの群れの中に真っ白なシャチが見えます。
めったに見られないことから「幻の存在」ともいわれています。
撮影されたのは北海道・知床の羅臼沖。
17日午後3時ごろ、観光船の目の前に2頭の「白いシャチ」が現れました。
シャチの生態に詳しい東海大学の大泉宏教授によりますと、2頭はいずれも成獣で1頭はオスと見られています。
シャチの生態に詳しい 東海大学 大泉宏教授
「世界的にも白いシャチは非常に珍しく、シャチ好きの中でも幻と言われている」
動物の体が白くなる原因には、遺伝的な理由でメラニン色素が作れなくなる「アルビノ」が考えられますが、シャチがなぜ白くなるのか、よくわかっていません。
東海大 大泉宏教授
「固体の識別がちゃんとできるようになれば、白い個体についてもいろいろなことが見えてくるかもしれない」
羅臼沖で「白いシャチ」が目撃されるのは、今年は初めて。
2019年から毎年のように目撃されていて、2頭同時に目撃されたのは2021年以来だということです。
一方、こちらは太平洋側の白糠町です。
ナギーブモスタファ記者
「白糠町の海岸に来ています。打ちあがったクジラはかなり大きく、腐敗が進んでいて、少しだけ異臭がします」
恋問海岸で、18日正午ごろ、クジラの死骸が打ち上げられているのが見つかりました。
白糠町によると、クジラの死骸は体長およそ10メートルで、腐敗が進んでいるということです。
町は19日朝、重機で死骸を撤去する方針です。
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