新潟県上越市の認定こども園で、卵によるアレルギー事故が6月12日に発生していたことが分かりました。園児に抗アレルギー薬を投与し、症状は治まっているということです。

食物アレルギー事故が発生したのは、総合福祉サービスを行うリボーンが運営する上越市内の認定こども園です。

上越市やリボーンによりますと、6月12日のおやつの時間に、保育士の確認不足から、鶏卵アレルギーのある園児に対して、卵が含まれるカスタードタルトを食べさせてしまったということです。
およそ1時間後に園児が腹痛を訴えたことから、園の看護師が薬を飲ませ、その後医療機関を受診したということです。

18日現在、アレルギー症状は治まっているということですが微熱があり、園児は園を休んでいるということです。

上越市では去年にも、小学校で食物アレルギー事故が起きていました。
再発防止の取り組みを進めている中で起きた事故に対し上越市の中川幹太市長は、「絶対にあってはならないことであり、重く受け止めています」とコメントしています。

上越市の担当者によりますと、公立・私立の園に向け再発防止のための合同研修会を今後開く予定だということです。

【上越市 中川幹太市長のコメント全文】

市内の認定こども園で発生しました食物アレルギー事故について、当該児童とご家族にお見舞い申し上げるとともに、第一にお子さんの健康の回復を心から願っております。

昨年の市立小学校の事故を受けて、再発防止の取組を進めている中、認定こども園において、食物アレルギー事故が発生したことについて、絶対にあってはならないことであり、重く受け止めております。

子育て支援の拠点となる保育園・認定こども園において、子どもの健やかな育ちをサポートするとともに、保護者が安心して子どもを預けることができるよう、 公立私立一体となって、これまで以上に食物アレルギー事故の再発防止に向けた対策を徹底してまいります。(6月18日付 上越市発表)

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