果実などを腐らせる害虫のミカンコミバエが、奄美市で確認されました。
ミカンコミバエが確認されたのは鹿児島県内では今年初めてです。

ミカンコミバエは体長7ミリほどのハエの一種で、幼虫が寄生した果実は腐るなどの被害が出ます。

県によりますと、奄美市の名瀬小宿で17日、オスの成虫1匹がわなにかかって死んでいるのが見つかりました。

県内でミカンコミバエが確認されたのは今年初めてで、去年も6月に確認されたことから大陸からの季節風などに乗って侵入するとみられています。

ミカンコミバエは2015年に奄美大島などで確認されてタンカンなどが島外に出荷できなくなり、被害額が5億6600万円に上りました。

国や県などは確認された場所の周辺でわなを増やしたり、果実に幼虫がついていないかを確認するなどの初動対応を取っています。

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