山形県内では、パソコンを不正に操作され、インターネットバンキングで現金を送金される被害が相次いで確認されています。

警察によりますと、山形市の60代男性は、パソコンを操作中に警告音が鳴って動かなくなり、画面に表示された番号に電話をすると、男が出て、「インターネットバンキングを使用したことが故障した原因」などと言われたということです。

男性は言われるがままアプリをパソコンにインストールし、インターネットバンキングにログインしました。

その後、パソコンが遠隔操作されはじめ、その復旧費用として合わせて10万円分の
電子マネーの番号を教えたほか、インターネットバンキングの口座からおよそ250万円が送金されていたことも分かったということです。

他にも、米沢市の70代男性は、パソコンに表示された「ウイルスに感染した」という画面をきっかけに、インターネットバンキングにログインさせられ、振り込み画面を開いたり、相手に暗証番号を教えたりしたということです。

その後、男性が金を送金しようとしたところ、他人名義の口座におよそ800万円が送金されてだまし取られました。

警察は、アプリなどをインストールしたことで、相手がパソコンを自由に操作できるようになり、インターネットバンキングから不正に送金されたとみていて、そのように指示された場合は応じず、警察に相談するよう呼びかけています。

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