東京電力が柏崎刈羽原子力発電所・7号機への燃料装填を始めたことについて、新潟県の花角英世知事は、再稼働をめぐる県の議論に「影響はない」と述べました。

花角知事の17日の定例会見は、核燃料装填作業中に起きた制御棒挿入装置のブレーカートラブル公表前の午前10時から行われましたが、燃料装填について問われた花角知事は…


「東京電力が行っている一連のさまざまな安全対策工事の確認検査の一つの過程・プロセス・工程だと思いますので、特に申し上げることはありません。再稼働に関する新潟県の議論に影響はありません」

と話し、その上で
「作業は慎重に安全に進めてほしい」と述べました。

また、新潟県長岡市の磯田達伸市長は、17日午前9時半からの会見の中で…

「燃料装荷をやろうが何しようが、再稼働を容認するかどうかは別の問題で、県民の不安を取り残したままで、知事が『容認』ということにはならないと私は考えている」と話しています。

その上で磯田市長は、「能登半島地震を受けた避難の課題などが残る中、国がしっかりと対策を示すまでは再稼働の議論をすべきではない」とけん制しました。

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