奄美地方を除く鹿児島県内で線状降水帯が発生するおそれはなくなりましたが、これまでの雨で地盤が緩んでいるところがあり、土砂災害に警戒が必要です。

気象台によりますと、九州南部にある梅雨前線が19日にかけて奄美地方に停滞する見込みで、鹿児島県内は大気の状態が非常に不安定となっています。

【降り始めからの総雨量】

奄美地方では今月10日の降り始めからの総雨量が▼徳之島伊仙町で575.5ミリ、▼徳之島天城町で471ミリなど、平年6月ひと月分の1.6倍に達しているところもあります。

薩摩、大隅、種子島・屋久島地方でも、17日の降り始めからの総雨量が、屋久島町で217.5ミリと、200ミリを超えています。

【線状降水帯のおそれはなくなる】

奄美地方を除く県内で、線状降水帯が発生するおそれはなくなりましたが、種子島・屋久島地方では18日朝にかけて非常に激しい雨、奄美地方では18日昼前にかけて激しい雨が降るおそれがあります。

【雨の予想】

18日に予想される1時間雨量は、いずれも多いところで、▼種子島・屋久島地方で50ミリ、▼奄美南部と十島村で40ミリ、▼奄美北部で30ミリです。

19日朝までの24時間に予想される雨量は、▼奄美南部で100ミリ、▼奄美北部で80ミリ、▼種子島・屋久島地方と十島村で50ミリです。これまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあり、土砂災害に警戒が必要です。

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