食べられる芸術作品です!
ある食べ物の特性を生かしたアートのワークショップが松本市で開かれました。
講師を務めたのは、人気バラエティ番組でも活躍している作家です。


常念岳や松本市の紋章「市章」が描かれているのは…、なんとバナナ!

描いたのは、SBCテレビで放送しているバラエティ番組「プレバト!!」で、バナナアートの査定も務めるエンドケイプさんです。

エンドケイプさんのSNSには、鱗やひげまで丁寧に描かれた迫力満点の龍や、美しい曲線が織りなす青海波文様(せいがいはもんよう)。

バナナの皮を運ぼうとしているアリの様子などが投稿されています。

エンドケイプさん:
「バナナの皮って(厚さ)4ミリくらいあります。そのうち2ミリくらいを刺せば、数分くらいでじんわりと茶色くなってきます」

知人が松本市に暮らしている縁で、16日に市内で開かれたエンドケイプさんのワークショップ。

「バナナアート」は、バナナが黒く変色する特性を生かして、針を使って点描していきます。

10人ほどが参加し、針を手に黙々とバナナと向き合っていました。

何描いているんですか?
参加者:
「バナナにバナナの木?うまく描けるかなぁ…縦にして描くか」

こちらの女性が描いていたのは、5月に飼い始めたというハムスター。

エンドケイプさんは、一人ひとりにアドバイスを送っていきます。

エンドケイプさん:
「あと毛並み感かな。毛並み感は陰影で出てくると思います。陰影をやることで毛並みが表現できているから素晴らしいですね。いいと思います。かわいい~!」

和やかな雰囲気で30分ほど創作を続けると…。

「これがもとのネコちゃんです(出来上がったのは)これです」
「絶対違う!!!」

ペットやキャラクターなど、それぞれが思い思いに描いたバナナアートが完成しました。

参加者:
「最初、刺しているときは何も出てこないけれど、だんだん黒くなって現れてくるのが面白いなと思いました」
出来栄えは?
「才能アリで!」

参加者:
「きょう父の日というのを思い出して全然忘れていたんですけど、リンゴ農家をしているので、ここに思いを込めて、お土産として持って帰りたいなと思います」

エンドケイプさん:
「バナナに針を刺して絵の具も使わずに色が変わるという感覚に驚いて楽しむんですよね。食べるまでがアートなので、気軽にできるアートとしてみんなで楽しんでもらいたい」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。