福岡市のJR博多駅前で元交際相手の女性をストーカー行為の末、殺害したとされる男の裁判員裁判で、男は起訴内容を一部否認しました。

起訴状によりますと、寺内進被告(32)は去年1月、JR博多駅前で元交際相手の川野美樹さん(当時38)を待ち伏せしてつきまとうストーカー行為をしたうえ、包丁で複数回刺して殺害したとして、殺人などの罪に問われています。

寺内被告は事件前のおととし11月、川野さんにつきまとわないよう、警察からストーカー規制法に基づく「禁止命令」を受けていました。

きょう、寺内被告は「刺したことは間違いないが、待ち伏せしたことは違います」と起訴内容を一部否認しました。

検察側は「寺内被告が川野さんの勤務先近くで待ち伏せし、170メートル以上追従してつきまとった」と主張。

一方、弁護側はストーカー規制法違反については無罪を主張しました。

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