名古屋市緑区の市立中学校が、部活中に頭にけがをした男子生徒に救急搬送などの適切な対応をしていなかったことがわかりました。

名古屋市教育委員会によりますと5月25日、名古屋市立滝ノ水中学校で部活動の練習試合中、2年生の男子生徒の頭に他の生徒の膝が強く当たりました。

教育委員会では、生徒が頭を強く打った場合、すぐに救急搬送するよう各学校に通知していますが、男性顧問は「呼吸や意識に問題がなかった」などとして救急搬送せず、保護者を呼んでそのまま帰宅させたということです。

その後、病院を受診した男子生徒は急性硬膜外血腫と診断され、手術を受け、2週間ほど入院しました。男子生徒は、6月13日から登校できるようになったということですが、教育委員会は不適切な対応だったとして学校側に厳しい指導を行うとしています。

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