4月18日にかけて、日本列島の広い範囲で黄砂の飛来が予想されます。
17日午前11時の段階で、大阪・山口・広島・鳥取・兵庫・京都・愛媛・香川で黄砂が観測されています。

視程5km未満となる所も

地表付近の黄砂の濃度が高くなると、視程(肉眼で見通しが利く距離)が短くなり、私たちの生活にも影響が出ます。

10㎞未満⇒風景がぼんやりとかすむ
5㎞未満⇒車や洗濯物に砂の付着が目立ち始める
2㎞未満⇒航空機の離着陸など交通への影響が出始める

今日、明日にかけて(17日・18日)濃いところでは視程が5㎞未満になるかもしれません。

黄砂が飛来した際には

◆洗濯物は部屋干しする
◆呼吸器疾患などがある人や、子ども・高齢者などはマスクをして外出する
◆体調に応じて不要不急の外出を控える
◆車に黄砂が付着した場合は細かな傷がつくおそれがあるのでこまめな水洗い洗車や高圧洗浄による洗車が良い

気象予報士 森朗氏:
黄砂の予想ではこの後、さらに広がり関東地方あたりでも黄砂が飛びそうです。
金曜日(19日)になると、だいぶ薄まってくるんですが、黄砂は砂粒ですから、消えてなくなるわけではありません。

気象予報士 森朗氏:
上空にはまだ重力で落ちきれない細かい粒が浮いてるので、次に雨が降ると、雨と一緒にこの細かい黄砂が落ちてくる可能性があるんですよね。
さらに今回の黄砂の後にも、大陸の方にはまだまだ飛んでいますので、雨と黄砂がしばらくは代わる代わるやってくる可能性があります。

(ひるおび 2024年4月17日放送より)

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