鹿児島県警で相次ぐ情報漏えい事件。前生活安全部長が逮捕されたものとは別の事件で被告となった元巡査長が取材に応じました。

鹿児島県警元巡査長 藤井光樹 被告
「逮捕容疑に間違いはないので、裁判の中で申し上げることになる」

JNNの単独取材にこう答えたのは、鹿児島県警の情報漏えい事件で逮捕・起訴された元巡査長・藤井光樹被告(49)です。

藤井被告は福岡の会社役員(60代)に県警の内部文書などを漏らした罪で起訴され、問題の文書はネットメディア「ハンター」に掲載されました。

県警は今年4月、「ハンター」を家宅捜索し、別の情報漏えい事件で逮捕された本田尚志容疑者(60)が「ハンター」のライター宛に送った警察情報を発見したとみられます。

鹿児島県警元巡査長 藤井光樹 被告
「(Q.本田容疑者との関係は?)全然面識がないので、全然わからない。あの方はあの方で、私は私で違うと思う。(Q.全く別?)だと思う。私は全然存じ上げない」

藤井被告が「面識がない」と話す鹿児島県警の前生活安全部長の本田容疑者は、県警トップの野川明輝本部長が「不祥事を隠蔽しようとしたことが許せなかった」と訴えています。

その後の関係者への取材で、本田容疑者が逮捕前に県警から自宅の家宅捜索を受けた際、自殺を図ったことがわかりました。本田容疑者はその後、病院に搬送され、逮捕されました。

本田容疑者から「不祥事の隠蔽」を指摘された野川本部長はきのう、「私が隠蔽を意図して指示したことは一切ありません」と否定しています。

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