覚醒剤の所持や使用の罪に問われている男の初公判が、青森地裁で開かれ、男は起訴内容について認めました。一方で弁護側は、警察の捜査に違法性があることを指摘して、無罪を主張しました。

覚醒剤取締法違反の罪に問われているのは六戸町の無職・原子豊被告(55)です。

起訴内容によりますと、原子被告は1月に七戸町内での覚醒剤の所持、3月に使用と知人への譲り渡しをしたとされています。

青森地裁で開かれた12日の初公判では、この知人が七戸町で男性の遺体を遺棄した罪で起訴されている十枝内伸一郎被告であることが分かりました。

原子被告は、起訴内容について認めた一方で、弁護側は警察の捜査に違法性があるとして無罪を主張しました。

担当弁護士によりますと、警察の捜査の過程で令状が出される前に原子被告の車が押収されたとしています。

警察が、原子被告や十枝内被告らをトラック運転手の男性を殺害した疑いで逮捕していましたが、6月7日には検察がこれを処分保留としています。

次の公判は7月4日を予定しています。

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