梅雨入りの遅れている関東地方は12日、高気圧に覆われ強い日差しが降り注ぎ、夏を先取りしたような暑さが続いた。東京都心(北の丸公園)では平年を4度余り上回る30.1度を観測し、今年初めて30度以上の「真夏日」となった。

東京都心で今年初の真夏日、日傘を差して交差点を歩く人たち=東京都中央区で

 各地の最高気温は、群馬県桐生市で32.8度、栃木県佐野市で32.3度、埼玉県熊谷市で32.1度、茨城県古河(こが)市で31.4度、千葉県市原市で30.7度など、いずれも2日連続の真夏日。横浜市でも29.1度と今年一番の暑さだった。  全国の30度以上の地点は326カ所で今年最多となり、最も気温が上がったのは福島県伊達市の35.2度だった。13~14日も関東の広範囲で真夏日が予想され熱中症への注意が必要だ。(宇佐見昭彦) 

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