金沢市の鮮魚店でブリの刺身を買って食べた女性が腹痛を訴え、診察の結果、アニサキスによる食中毒と断定されました。

金沢市によりますと、9日夜に金沢市武蔵町の「魚廣」でブリの刺身を購入して食べた10代の女性の十二指腸からアニサキスが摘出されたと、市内の医療機関から、報告があったということです。

女性は腹痛を訴えており、病院で治療を受けましたが現在は回復に向かっています。金沢市の調査の結果、アニサキスの潜伏期間内に熱処理されていない魚介類を食べたのがこの店で購入した刺身だけだったため、この店の食中毒と断定し、12日、1日間の営業停止を命じました。

この鮮魚店ではブリを購入した後、冷蔵庫で1日保管して、翌日さばいて出していたということです。4月以降、石川県内では今回を含め10件の食中毒が発生しています。

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