千葉県多古町で、町の許可を得ずに土砂を搬入して積み上げたとして、警察は残土の運搬などを行う会社の取締役の男を逮捕しました。
多古町の残土条例違反の疑いで逮捕されたのは、残土の運搬や処分などを行う茨城県神栖市の会社「共進」の取締役・伊藤昭一容疑者(67)です。
警察によりますと、伊藤容疑者は去年11月から今年1月までの間、多古町の許可を得ず、自身が所有する土地などにダンプで土砂を搬入し、積んだ疑いがもたれています。
この土地には高さが最大でおよそ33メートル、およそ19万3500立方メートルの量の土砂が積み上がっていて、警察は繰り返し搬入していたとみて調べています。
多古町によりますと、2021年11月ごろから伊藤容疑者に対して土砂の搬入禁止や撤去を求める行政指導を繰り返し行っていましたが、応じなかったため、去年9月に警察に相談したということです。
取り調べに対し伊藤容疑者は容疑を否認しています。
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