８月６日に開かれる平和記念式典に、イスラエルを招待すべきでないと、被爆者団体が広島市に申し入れをしました。
県被団協の箕牧智之 理事長は、広島市の担当者に申し入れ書を手渡しました。
広島市は、「平和記念式典には全ての国を招待するのが基本」として、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルを招待した一方で、ロシアとベラルーシは、招待していません。
箕牧理事長は先週、ガザ地区でイスラエル軍が学校を空爆し、多くの犠牲者が出たことをあげ、「これだけの被害を出しているイスラエルには怒りの気持ちでいっぱい。ロシア・ベラルーシを招待しないのであれば、イスラエルも式典には呼ぶべきでない」と、招待を取りやめるよう求めました。
広島県被団協 箕牧智之 理事長
「広島市は８月６日、原爆の日、追悼の日にイスラエルを呼ぶことについて考えを変えてもらいたい。あまりにもひどすぎる」
広島市の松井市長は、現段階で招待を撤回する考えは示していません。
広島市に国内外から届いたイスラエルを招待したことなどに関する抗議のメールやファックスは1600件を超えているということです。
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