商業捕鯨の対象に新たに大型のナガスクジラを加えることが水産庁の水産政策審議会で了承されました。正式に解禁されれば下関市を出漁した新しい捕鯨母船「関鯨丸」がナガスクジラを捕獲することになります。
水産庁の発表によりますと現在、商業捕鯨の対象となっているミンククジラ、ニタリクジラそれにイワシクジラの3種類に、新たに大型のナガスクジラを加えることが水産政策審議会で了承されたということです。十分な資源量が確認されたとして今年の漁獲枠を59頭としています。
大型のナガスクジラを捕獲できるのは国内で唯一、先月、下関市から出漁した捕鯨母船、関鯨丸だけです。
関鯨丸は、現在、東北や北海道沖などで漁をしていて、正式な捕獲解禁は7月中に決定される見通しです。
関係者にとってはナガスクジラの捕獲解禁は念願となっていて
下関市の前田晋太郎市長は「絶好の機会ととらえさらなるクジラ肉の消費拡大に取り組んでいきたい」としています。
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