岸田総理はきょう午後、G7=主要7か国の首脳会議に出席するためイタリアに向けて出発します。会議の焦点や日本側の狙いについて、同行する川西記者の報告です。

中東情勢から移民問題に至るまで幅広い議題が取り上げられるG7サミット。その中でも今年最大のテーマとなるとみられるのがロシアによるウクライナ侵攻です。

岸田総理
「ロシアの侵略をやめさせ、一日も早く公正かつ永続的な平和をウクライナに実現すること。これが重要である」

G7各国はロシアへの資産凍結に関する具体策について話し合います。

また、岸田総理はウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談を行う方向で調整していて、日本ができる範囲での防衛支援や、復旧・復興支援を盛り込んだ2国間文書を交わす予定です。

このほか、AIについてもローマ教皇が倫理的な観点から議論に参加するほか、去年のG7で日本が主導してまとめた広島AIプロセスが話題にのぼる見通しで、政府関係者は「広島の名前がついたものを踏襲してもらうだけでも日本の実績になる」と期待を寄せています。

政治資金規正法の改正をめぐり、かつてない逆風にさらされる中、国際舞台でいかに存在感を示せるかが問われる外遊となります。

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