新潟県立教育センターが出している「子どもを認める100の言葉」。この言葉を取り上げたSNSがいま話題になっています。「100の言葉」にはどんな思いがあるのでしょうか。

SNSで話題になっている「子どもを認める100の言葉」この言葉を載せたSNS「X」の投稿には11日までで3万3000件の「いいね」が付くなど共感を呼んでいます。

この言葉をまとめたのが、新潟市西区にある新潟県立教育センターです。
「100の言葉」の制作に携わった西村健一さんに話を聞きました。

【新潟県立教育センター 教育支援課 西村健一 指導主事】
「平成25年度に着任時の所長の発案で作ろうということになりまして、当時在籍していた指導主事が全員、“言葉”を集めて作ったのがこの100の言葉になります」

この「100の言葉」は11年前に学校の先生向けに作られたものでした。
教員の研修に使う要綱に載っているそうで、現在はイラスト付きで、より分かりやすくアレンジされたものもあります。

【新潟県立教育センター 教育支援課 西村健一 指導主事】
「言葉掛けは簡単なようで難しいので、その時にちょっと誤った言葉を掛けてしまうと、それで生徒の気持ちが萎える場合があるのでいかに元気良く次につなげてもらうステップにしてもらえばいいかなと」

子育て中の人はどんな言葉に共感するのでしょうか?

【20代】
「『いつも見てるよ』『遊んでいるときも、寝ているときも、泣いているときも、全部大好きだよ』…『いつも見ているよ』みたいな」

また、児童施設で働く人は…

【30代】
「『いつもニコニコ気持ちがいいね』やっぱり笑顔が良いね、みたいには言うかもしれない」

【40代】
「『やってくれたからきれいになった。ありがとう助かった』みたいなことですかね。どんな気持ちなのかを考えるようにしている」

子どもの可能性を最大限に引き出すために優しい声かけを意識していました。

この『100の言葉』が話題になっていることについて、西村さんは…

【新潟県立教育センター 教育支援課 西村健一 指導主事】
「初めて知りました。11年前からあるので今ごろという感じですけど…」

また西村さんは子どもと接するにあたって、4つの言葉を大切にしてほしいと話します。

【新潟県立教育センター 教育支援課 西村健一 指導主事】
「認知・関心・肯定・称賛」という4文字があるんですね。『認関肯称』という。その『認関肯称』が足りない部分で子どもたちが発したメッセージをくみ取って適する言葉をかけてあげられれば、ちょっとした悩みの解決になるのかなと思います」

子どもだけでなく、友人に対してや職場でも通じる大切な言葉。ぜひ一言かけてみては?

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