信用金庫の職員を装い、高齢の男性からキャッシュカード3枚をだまし取ったとして、警視庁は“受け子”の21歳の男を逮捕しました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、無職の深田壮汰容疑者(21)です。

深田容疑者は先月、信用金庫の職員を装って、東京・品川区にある90代の男性の自宅を訪れ、キャッシュカード3枚をだまし取った疑いがもたれています。

警視庁によりますと、犯行の直前、男性の自宅には「保険料に手続き上の問題があり、お金を返金することになった」「キャッシュカードが古いので新しくカードを作り直す必要がある」などとうその電話があり、その直後に深田容疑者が現れたということです。

深田容疑者が「キャッシュカードをお預かりします」と話し、男性は信用金庫のキャッシュカードなどあわせて3枚を手渡ししたということです。

深田容疑者は盗んだキャッシュカードを使い、男性の口座から都内のATMで複数回にわたってあわせて200万円ほどを引き出していたとみられています。

警視庁は深田容疑者の認否を明らかにしていませんが、深田容疑者が5月に都内で発生した複数の特殊詐欺事件にも関与しているとみて調べを進めています。

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