6月10日、兵庫県相生市の高校に、民間のヘリコプターが緊急着陸しました。けが人はいないということですが、国土交通省は重大インシデントとして調査する方針です。

 国土交通省によりますと、6月10日の午後4時前、兵庫県相生市の高校のグラウンドに、岡山市の航空会社「匠航空」の小型ヘリコプターが緊急着陸しました。ヘリは岡山市内の飛行場に向かう途中で、エンジンの出力が突然低下したため、緊急着陸したということです。搭乗していた2人にけがはありませんでした。

 国土交通省は「重大インシデント」と認定して、6月11日午後から運輸安全委員会が調査する予定です。

 匠航空は、今年5月に熊本県阿蘇市でも遊覧ヘリが不時着し、乗客と操縦士あわせて3人が重傷を負う事故が起きています。

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