急速に症状が進み、致死率が高いことで知られる「劇症型溶連菌」の今年に入ってからの患者数が977人と、過去最多となったことが分かりました。

「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」はいわゆる溶連菌に感染し、まれに手足の壊死や多臓器不全を起こすなど急速に症状が進む病気で、死亡することもあります。

国立感染症研究所によりますと今年1月から今月2日までに全国で報告された患者数は速報値で977人でした。

現在の方法で調査を始めた1999年以降、過去最多となった去年1年間の患者数941人をおよそ5か月で上回り、過去最多を更新しました。

劇症型溶連菌の致死率はおよそ3割と言われていますが、劇症化するメカニズムは明らかになっていません。

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