東証プライム上場のエレベーター大手「フジテック」(滋賀県彦根市)が、国内で計上すべき所得を海外子会社に移したとして、大阪国税局から2023年3月期までの4年間に計約20億円の申告漏れを指摘されたことが10日、分かった。追徴税額は約6億円で既に納付済み。同社が明らかにした。  同社IR担当は「適正に処理していると考えていたが当局との見解に相違があった。協議の結果、修正申告を受け入れた」とコメントした。  同社によると、海外子会社から徴収しているロイヤルティーの料率に関して指摘を受けた。国税局は、料率が低いとして国外への所得流出を防ぐ「移転価格税制」を適用したとみられる。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。