海上自衛隊が青森の基地で試験運用している大型の無人偵察機「シーガーディアン」が10日、鹿屋基地の上空を初めて試験飛行しました。

試験飛行したのは、青森・八戸航空基地のアメリカ製の大型無人偵察機「シーガーディアン」1機です。

中国を念頭にした東シナ海の警戒・監視を無人機でできないか検証するための飛行で、11日・12日の鹿屋基地への離着陸訓練を前に、10日は基地上空を飛行しました。午後0時20分ごろからおよそ30分間、3回、鹿屋基地上空を飛行し、八戸航空基地へ戻りました。

当初、午前9時ごろ飛来予定でしたが、防衛省によりますと、八戸で離陸前に飛行関連のシステムに不具合が起きたため、3時間遅れで鹿屋に飛来しました。防衛省は不具合の詳細を明らかにしていません。

(鹿屋市民)「防衛のためにしているので、いいのでは」「オスプレイ事故もあり、ちょっと心配」

(中西市長)「事故があったら報告と適切な対応を国にお願いしている」

シーガーディアンは、去年まで鹿屋基地に一時配備されていたアメリカ軍の無人偵察機・MQ9の派生機です。MQ9は去年8月、滑走路からオーバーランし、いまだ事故原因は明らかになっていません。

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