飯山市の小学生が、育てている大豆の加工方法を学ぶため、近くの農園でしょうゆ搾りを体験しました。

10日に、しょうゆ搾りを体験したのは、飯山市の戸狩(とがり)小学校2年生の児童12人。

子どもたちは、今年、授業で大豆を育てていて、秋の収穫後について話し合う中で、しょうゆにする案が出ました。

そこで今回、市内のやよい農園に協力してもらい、イメージを膨らませようと、体験が行われました。

しょうゆは大豆と麦を混ぜて作るのが一般的ですが、この農園では、収穫した米を混ぜ合わせます。

米と合わせることで、よりまろやかな味わいになるそうです。

まず、児童たちは、5月に混ぜ合わせばかりの、しょうゆの素=「もろみ」を試食しました。

児童:
「しょっぱい」

ここからが、本番。

1年前に混ぜて発酵させた「もろみ」に少しずつ熱湯を加え、専用の器具で混ぜながら、味を調整します。

「この味でいい人?」
「はーい」

続いて、袋に入れて濾します。

最後はジャッキを使って袋に残ったしょうゆを搾ると、滝のように出てきて児童たちは大興奮です。

「わー!」
男子児童:
「おいしかった」

女子児童:
「最初はしょっぱ過ぎたけど、3番目はしょうゆのコクがあった」

やよい農園 滝沢さん:
「自分の食べ物を自分で作れるんだよということを伝えたいと始めました」

戸狩小では、先輩の3年生も2023年に大豆を栽培。

今年12月にしょうゆ搾りを計画していて、学校で、仕込んだ麹の上下を入れ替える「天地返(てんちがえ)し」などの準備を進めています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。