石川県七尾市の七尾海上保安部によりますと、10日朝、輪島港から能登半島沖の舳倉島(へぐらじま)へ向かった作業船と連絡が取れなくなり、乗っていた男性1人が一時、行方不明になりました。

行方不明となったのは、第十喜多丸船長の56歳の男性で、10日午前9時ごろ、同僚から「舳倉島に向かった作業船が入港予定の8時になっても到着せず、乗船者とも連絡がつかない」と通報がありました。

男性は、能登半島地震で津波の被害を受けた舳倉島に向かう航路の障害物を取り除くため、午前5時ごろに輪島港を出港し、午前7時ごろに七ツ島付近を航行していたところ、舵が故障して操作ができなくなったということです。

通報を受けた海上保安庁のヘリコプターなどが捜索し、午前10時半すぎに輪島港から北東におよそ49キロの海上で船を発見しました。

船長の男性にけがはなく、仲間の船にえい航され午後3時ごろ輪島港に入港したということです。海上保安庁が故障の原因を調べています。

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