32年前、福岡県飯塚市で女の子2人が殺害された「飯塚事件」について、2度目の裁判のやり直しを求めていた元死刑囚の遺族らは10日、請求を退けた福岡地裁の決定を不服として、福岡高裁に即時抗告しました。

飯塚事件は1992年、福岡県飯塚市で登校中に行方不明となった小学1年の女の子2人が殺害され、翌日、遺体で見つかったものです。

殺人などの罪で有罪が確定した久間三千年元死刑囚は2008年に死刑が執行されました。

無実を訴える元死刑囚の遺族らは、女の子を最後に目撃したとされる女性が証言を覆したことなどを新証拠として提出し、2度目の再審請求を行っていましたが、福岡地裁は今月5日、これらの新証拠について「信用できない」「いずれも無罪を言い渡すべきことが明らかな証拠とは認められない」などとして2度目の再審請求を棄却しました。

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