政治資金規正法の自民党による改正案をめぐり、野党側は国会で「抜け穴がある」などと追及しましたが、岸田総理は「各党・各会派と議論を続けていきたい」と述べるにとどめました。

立憲民主党 徳永エリ参院議員
「(自民党案の)抜け穴と言われるところの穴をしっかり埋めていく。あるいは、不明確な制度設計についてもきちんと具体的に明確に答えていただく。先送りしない、このことを約束していただけないでしょうか」

岸田総理
「全体像について、特別委員会においても自民党の案、説明をさせていただき、そしてこうした制度をより具体化していくために各党・各会派と議論を続けていきたい」

参議院の決算委員会で野党側は、自民党が提出した改正案では政策活動費について、▼「10年後の領収書の公開」の具体策や、▼支出をチェックする第三者機関の権限や設置時期などが「検討事項」にとどまっていることを追及しました。

これに対し、岸田総理は「各党・各会派と議論を続けていきたい」と述べるにとどめ、野党側が要求している企業・団体献金の廃止も必要ないとの考えを改めて示しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。