能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県珠洲市で9日、地元高校の吹奏楽部による演奏会が行われ、美しい音色が被災地に響き渡りました

県立飯田高校吹奏楽部では震災前、11人の部員がいましたが、その後転校した生徒もいて、現在は8人で活動しています。例年は学校の体育館などで定期演奏会を開いていますが、地震の影響で今回、屋外での演奏会をボランティア団体とのコラボレーションで行うことになりました。

会場の珠洲市・道の駅すずなりには、地元の住民をはじめ、珠洲市に訪れているボランティアなど多くの人が集まりました。最後のアンコールで「学園天国」が演奏されると、大きな手拍子や掛け声で会場が一体になりました。演奏した吹奏楽部の男子部員は「こんなにいろいろな人たちに助けてもらって、一緒に楽しく演奏出来て、本当にこれ以上ない演奏会をさせてもらった。本当にありがとうございました」と話していました。

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地元の高校生による定期演奏会は被災地に元気と笑顔を届けたようです。

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