体育の授業でおなじみの「跳び箱」…この跳び箱をなんと「19段」も飛んじゃう小学生が愛知県小牧市にいるんです! そのスゴ技、どうやって身につけたのでしょうか?

こちらの跳び箱、高さは約2メートル。そこに挑むのは、身長1メートル39センチ、小学4年生の中村瑛音(なかむら えいと)くん9歳です。

瑛音くんはことし3月、高知県で行われた跳び箱の全国大会「ジャンピングマックス」で、このスゴ技を披露!

小学3年生では日本タイとなる高さ2メートル10センチの跳び箱19段をクリアし、小学3年生男子の部の日本一に輝いています。

(中村瑛音くん)
「めっちゃうれしかった。20段も挑戦したけど乗れもしなかった。次は20段跳びたい」

跳び箱への挑戦は小学2年生からスタート。地元の体操教室「トランポリンの森RolyPoly(ローリーポーリー)」で、13段にチャレンジしたのが始まりです。

(トランポリンの森RolyPoly 澤田和磨代表)
「小学2年生で13段跳べる子がほとんどいないので、当時からすごいなと思いました。圧倒的な体幹、筋力がほかの子よりもずば抜けている」

ずば抜けた体幹や筋力、どうやって鍛えているんでしょうか。その秘密は、自宅にもありました。

「兄が5歳のとき“急性リンパ性白血病”に」

(中村瑛音くん)
「ここはトレーニング部屋です。いつもここでトレーニングしています」

自宅の2階には、なんとトレーニングルームが! 相手をするのは、父の晃彦さん。そして、母の真理さんは食生活を支えようと、糖質オフのクッキーを作っています。
息子の「跳び箱」のために、ここまでする!それには理由があるそうで…

(母 真理さん)
「お兄ちゃんが5歳のとき、急性リンパ性白血病になって」

今は病気を克服し、バレーボールに打ち込んでいる中学生の兄、璃音(りおん)さん。

両親は、その闘病生活を経て、瑛音くんにもやりたい道を突き進んで欲しいと思うようになりました。

できるまでやり続ける…これが、瑛音くんの性格です。

(中村瑛音くん)
「クラスが集まって鬼ごっこやったりする。捕まったら帽子投げる。次おれが鬼になって捕まえてきた人を最初に捕まえる」

近所の人が「瑛音くんが道路で回ってるよ」と…

(母 真理さん)
「保育園のときに近所の人が『瑛音くんが道路で回ってるよ』みたいな。突然自分から回り出して。そうしたらバク転もやりたいと言って、ここにビーズクッション置いて『お母さんできた!』ってバク転したんですよ。できるまでやるっていうところとかもあるので、そういう本人の性格的な所も伸びる要因かもしれない」

瑛音くんの夢は、スタントマン。

(中村瑛音くん)
「『スタントマン』。撃たれるシーンの演技とかかっこ良くて、自分も運動神経良いから、そういう演技をうまくできるかなって思ってやってみたくなった。アクションとかそういうのをやってみたい」

(中村瑛音くん)
「跳んだら達成感とかあって楽しい。小学4年生の記録をつくりたい」

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