去年3月、兵庫県相生市で中学2年の男子生徒が自殺したことについて、第三者委員会は「いじめが最も有力な要因」と指摘しました。

 去年3月、相生市の市立中学に通う2年生の男子生徒(当時13)が自宅で自殺しました。

 自殺の原因などを調べていた第三者委員会は6月8日、調査報告書を公表。男子生徒が中学1年生から2年生にかけて、同級生らから「変態」「きもい」と言われたり、掃除の時間にほうきでこづかれたりするなど36件のいじめがあったと認定しました。そのうえで「自死に至ったのはいじめが最も有力な要因」としています。

 また、学校側の対応について、男子生徒が生活アンケートで「仲間外れにされている」などと回答したにもかかわらず、十分な聞き取りをしていなかったと問題点を指摘しました。

 調査報告書を受けて、男子生徒の遺族も8日に会見を開きました。

 (父親)「二度と息子と同じような目にあわない、そういう子どもをもう二度と出さないという気持ちでこの調査の結果を役立ていただけるのであれば、遺族として本望」

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