あなたの知らないスポーツの世界。オリンピック公式種目に決まった「フラッグフットボール」に、ゴムボール1つで出来ちゃう“手打ち野球”「ベースボール5」。さらには海外セレブもハマっているという「ピックルボール」まで。今大注目の新スポーツの魅力とは?

“コミュ力”と“思考力”もアップ!「フラッグフットボール」

知っていますか?4年後のロサンゼルスオリンピックで正式種目に決定した「フラッグフットボール」。

楕円形のボールを抱えて走って、パスして、タッチダウンー。
フラッグフットボールは、アメリカンフットボールを誰でもできるように安全に進化させた新しいスポーツです。

アメフトでは、ボールを持った人にタックルをして攻撃を止めますが、フラッグフットボールではタックル禁止!かわりに選手が腰につけた紐「フラッグ」を取ることで、攻撃を阻止できるというルール。

現在100か国以上でプレーされ、競技人口は約2000万人。
日本でも、多くの小学校の授業で導入されていますが、そのワケは「安全だから」、だけではありません。フラッグフットボールは「頭脳戦」でもあるんです!

試合中に繰り返し開かれる「作戦会議」では、どのコースでボールを運ぶか、ボールを持ったふりをして走るトリックプレーを誰が仕掛けるか、など子どもたちが自分たちで作戦を考えて話し合います。そのため、体を動かすだけでなく、考える力やコミュニケーション能力が養われる!と注目されているんです。

グローブもバットも投手も捕手も不要!「ベースボール5」

さらに、グローブもバットもいらない“手打ち野球”、「ベースボール5」がアツい!

基本ルールは野球と同じで、男女混合で1チーム5人。
その最大の特徴は、ゴムボールのみで試合するところ。グローブもバッドも、さらにはピッチャーもキャッチャーもいりません!打者は自分でトスをあげ、手のひらか拳でボールを打つ。

18m四方のスペースがあればできる上、設備や用具が不足している地域でも始められることから競技人口が急増中!世界70か国以上で愛されています。
「ベースボール5」日本代表も「侍ジャパン」を襲名。4月、アジアカップ初優勝を果たしました!

海外セレブもハマる「ピックルボール」

そして今、アメリカで人気爆発中なのが「ピックルボール」。
ビル・ゲイツやエマ・ワトソン、テイラー・スウィフトやケイティ・ペリーなど、海外セレブもハマっているという新しいラケットスポーツです。

テニス、卓球、バドミントンの要素を組み合わせたピックルボール。
卓球のラケットより一回り大きい「パドル」を使い、プラスチック製のボールをネット越しに打ち合う競技です。

ボールは中が空洞で、表面には多数の穴。このため空気抵抗で速度が弱まり、ラリーが続きやすいのも魅力の1つ。

体験した小沢光葵アナウンサーは「ラケットをコントロールしやすくて、特段事前にスキルが必要ないので、誰でも始められるスポーツだと思う」

初心者でもコツをつかめば、1時間ほどで簡単にプレーできるようになり、幅広い年代が手軽に、簡単に、一緒に楽しめることも大きな魅力です。

20代男性プレーヤー:
「テニスだとスピード感とか、男女でやってるとパワーの差が出ちゃう。ピックルボールはボールもラケットも軽いから、力の差がなく、みんなで楽しめる」

さらに、テニスコート2面分のスペースで、ピックルボールなら、8面も作れちゃう!省スペースで1度にたくさんの人がプレイできるのもポイント。日本でも各所でイベントが開催されるなど、ブームの兆しが見えています!

俳優・高橋文哉も、どハマり!「これ楽しすぎる」

スタジオでは、俳優・高橋文哉さんがピックルボールに初挑戦。宇賀神メグアナとペアを組み、小沢アナ・吉村恵里子アナのペアと対戦。小沢アナ以外は全員が初挑戦ながらも、素人離れした動きを見せたのが、高橋さん。

映画「からかい上手の高木さん」で共演する永野芽郁さんの応援効果もあってか、スマッシュが連発で決まると、拳をつきあげ「イェ~イ!楽しいこれ!」と興奮気味。永野さんから「上手すぎる!初めてですよね?」と聞かれると「ずっとやっていました、中学の時から」と冗談で返しスタジオを笑わせた。

対戦に勝利し感想を聞かれた高橋さんは、「このコートや道具をまるまるもらって帰っていいですか?これ楽しすぎて」とすっかりピックルボールにハマった様子で話した。

(THE TIME, 2024年5月31日放送より)

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