肉厚な葉や茎や根に水分を蓄え、乾燥に強い多肉植物。多彩な種類とユニークな形、育てやすさから多肉植物を愛してやまない人、いわゆるタニラーが増えているそう。趣味が高じて多肉植物のお店まで開いてしまったという店主の川村春香さんに、多肉植物の魅力を教えてもらいます。

ぶっくりとした葉が特徴の多肉植物

小野寺紀帆アナウンサーが向かったのは、2024年3月、八戸市にオープンした多肉植物と雑貨の店「Oharu日和」

多肉植物と雑貨の店「Oharu日和」
店名は自らのニックネームに由来

小野寺アナ
「お店の名前が『小春日和』ではなくて『Oharu日和』なんですね」

Oharu日和 川村春香さん
「娘の名前が心花(こはる)で私の名前が春香(はるか)なんですけど、春香のニックネームでもあるオハルから名前をつけました」

オープンのきかっけは?

川村さんが多肉植物を知ったのは、8年ほど前にインスタグラムで多肉植物を見たことがきっかけでした。以来、インターネットで苗を取り寄せては育て増やしてきまたそうです。購入しすぎて、冬の置き場所に困ったことも。

2021年からは、自宅で多肉植物の販売を始めたところ、商品の数が増えまたもや置き場所が手狭になったことから、このほど念願の店舗を構えたのだそうです。
現在、店内には、約100種類もの多肉植物が並んでいます。

サンルームには様々な多肉植物が!

多肉植物の増やし方「葉挿し」

川村さんが多肉植物に興味を持ったきっかけが葉挿し。その葉挿しとは?

小野寺アナ
「葉挿しって何でしょうか?」

川村さん
「こちらが葉挿しなんですけど、葉っぱ1枚をもいで土の上に置くと新しく芽と根が出て成長していきます」

小野寺アナ
「葉っぱを土の上に置くだけで根が張っていくんですか?すごいですね!」

葉挿しとは、葉を使って発根させる多肉植物の増やし方のことです。葉を土に置くだけで芽が出てくるなんて面白いですね。小さな芽を見て驚く小野寺アナでした。

初心者におすすめの品種は?

まずはエケベリアエケベリアは花のように葉が広がっているのが特徴のかわいらしい植物です。種類にもよりますが、大きくしたい場合は大きい鉢に植え替えると、鉢のサイズに合わせて大きくなっていくそうです。
多肉植物は短いものでも10年、長いものだと20年ほど生きるといわれていますからサイズを変えながら楽しむというのもいいですね。

エケベリアはお花のように葉っぱが広がっているのが特徴

続いてはセダムをご紹介します。セダムは葉の形や色のバリエーションが豊富な多肉植物。

小野寺アナ
「え!これ全部セダムですか?
形、全然違うものがたくさんありますね」

葉の色や形が様々なセダム

まだまだ深い多肉植物の魅力…

リトルジェムという品種をよく見てみると、黄色い花が咲いています。

川村さん
「お花の花粉を採って、違う種類と掛け合わせて新しい株を作ることもできます」

小野寺アナ
「先ほどのように葉挿しをして同じ品種を増やすこともできますけど、交配させてタネから別の株を増やすこともできるんですね。多肉植物面白いですね。なんかタニラーになってきたような気がします」

「リメ鉢」を使って寄せ植え体験

「Oharu日和」では、県内のクラフト作家の作品やガーデニング用品など様々な雑貨も扱っています。植物を置いて使うこともできるタイル貼りの皿や、本物の花を使った手作りアクセサリー、植物が描かれた蚊取り線香など、植物にちなんだおしゃれアイテムが並んでいます。

注目は、植木鉢をリメイクした通称「リメ鉢」。小野寺アナ、おしゃれなリメ鉢を使って多肉植物の寄せ植え体験に挑戦します。いろいろな種類を合わせて作る寄せ植えは、コツをつかむと誰でも簡単に作れるそう…。

小野寺アナ、好きなリメ鉢を選んで寄せ植え体験

必要な道具は、鉢底ネット、ピンセット、ハサミ、鉢底石、多肉の土、スコップ。土は多肉植物の土としてホームセンターなどで購入できます。

川村さん
「まず鉢底ネットを鉢底に敷き、その上に鉢底石を入れて土を入れていきます。あとは好きなように多肉をのせていくだけで完成します」

小野寺アナ「のせるだけでいいんですね?」

まだ根が完全に張ってない状態だからこそ、自分でバランスを整えながら置いていくことができます。コツは大きいものからのせていくことです。

小野寺アナ
「はい、出来上がりました!まだグラグラしていますけど大丈夫ですかね」

川村さん
「はい。これから根が出て土に根を張っていくので、このまま置いておくだけで大丈夫です。この後は、なるべく屋外の日の当たるところに置いて、土が乾いたらたっぷりのお水をあげてください」

小野寺アナ「いいですね。自分で寄せ植えをすると愛着も湧いてきます」

小野寺アナの寄せ植え 完成!

「Oharu日和」では、寄せ植え教室のほかドライフラワーやステンドグラスを使ったワークショップも開催しています。詳しくは電話かインスタグラムでお問い合わせください。多肉植物のある暮らし、いかがですか?

Oharu日和
【住所】八戸市市川町尻引前山31-378
【電話】070-8945-6050
【営業時間】11:00~15:00
【定休日】不定休

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分「週末中継」2024年5月31日放送回より

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