東京・国立市で完成間近のマンションが急きょ解体されることになりました。「富士山が見えなくなる」として建設中止を求める声が高まっていたマンションでした。

およそ4年前に撮られた東京・国立市の写真。JR国立駅からまっすぐ伸びる「富士見通り」の商店街からは、美しい富士山が望めました。しかし、問題のマンションの建設が進むと…、富士山の半分が見えなくなってしまい、周辺の住民から建設中止を求める声が高まっていました。

マンションは大手の積水ハウスが建設していた10階建てで、来月には引き渡し予定でしたが、急きょ今月になって解体を決めたということです。完成間近のマンションを解体するのは異例です。

積水ハウスは「景観条例などの法令はクリアしていたものの、周辺への影響に関する検討が不十分だった」としています。

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