青森空港で、7日から販売が始まったカプセルトイ。津軽弁を使った文章がデザインされているなど郷土色豊かなユニークな商品です。

開発したのは地元の女子高生たちです。その狙いとは―。

“生津軽弁”が聞ける!?女子高生たちが開発したユニークカプセルトイ

塩田アダム記者
「こちらは青森空港国際線出発ロビーですが、今日から一風変わったカプセルトイが楽しめます」

青森空港で販売が始まったカプセルトイ。その名も「柏農女子津軽弁マスキングテープ」です。

テープには、津軽弁の「んだ」や「ろー」を盛り込んだ文章がデザインされています。それだけではなく…。

塩田アダム記者
「マスキングテープには津軽弁とQRコードが書かれています。そして、このQRコードを読み込むと高校生の音声が流れます」

生徒の津軽弁のナレーション
「ちょー待って!あの人たげかっけぐね?(あの人すごくかっこよくない?)」

何を言ってるの…? 訛りマシマシのナレーションにも挑戦

開発したのは、県立柏木農業高校生活科学学科の生徒です。郷土の魅力を伝える商品作りに昨年度から取り組み、生徒たちで打ち合わせをした結果、津軽弁のマスキングテープを制作することにしました。自分たちで文面を考えただけではなく、ナレーションにも挑戦しています。

生徒の津軽弁のナレーション
「ろー、だはんでいったっきゃさ(ほら、だから言ったでしょ)」

「ろー、どごみでらずや(あら、どこ見てるのよ)」

カプセルトイは、観光客が多く訪れる場所として、青森空港の国際線出発ロビーと弘前駅構内に1台ずつ設置。早速、香港からの観光客が挑戦しました―。

カプセルトイを購入の香港からの観光客の反応は…?

カプセルトイを買った香港からの観光客
「Very nice!Thank you!」

生徒たちにとっては、日常の生活で使う津軽弁が県外の人にはどれだけ新鮮に映るのかをあらためて学び直す機会になったようです。

柏木農業高校3年生 三上真夢さん
「おばあちゃんたちとかがよく使ってて、津軽弁って田舎のイメージあるけど、都会の人でも海外の人でも広まっていったらいい」

津軽弁のマスキングテープは、青森空港国際線出発ロビーに設置されたカプセルトイで2024年8月末まで限定200個が販売されます。

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