品川駅前 リニア工事は着々と…

(若狭敬一キャスター)
リニア中央新幹線の沿線10の自治体トップらで構成する、期成同盟会の総会が東京で行われました。リニアはいつ開業となるのか。取材を続ける大石さんは、現在JR品川駅にいます

(大石邦彦アンカーマン 東京・港区 JR品川駅前 7日)
「なぜ品川駅にいるかと言いますと、リニア中央新幹線が開業すれば、ここが始発駅になるからなんです。今、目の前でかなり広範囲にわたって工事が行われています。看板が出ています。中央新幹線の駅を作る工事を行っています。令和8年3月31日まで、昼夜施工、つまり工事は昼も夜もないということで、午後6時半過ぎの今も、皆さん工事を行っているんです。

(若狭キャスター)
着々と進んでいるのがよくわかりますね。

(大石アンカーマン)
はい。目の前にあるのが新幹線ホーム。地下40mまで掘って、幅は60m、巨大な空間を作ります。1キロにわたる穴になるんですけれども、そこにリニアが通ることになるんです。しかしこれまで進んでいなかったのが静岡工区です。静岡工区で工事が始まるのかどうか、このあたりですね、期成同盟会の会長、愛知県の大村秀章知事、そして静岡県の鈴木康友知事もコメントしています。

大村知事「総理から『一緒になって頑張っていきましょう』と」

(愛知・大村秀章知事)
岸田総理からは、いやもう「きょう皆さん雰囲気が明るくていいですね」と、「皆さん笑顔ですね」ということを言っていただきました。(岸田総理には)「政府としても、要望を受けて、万全で体制で支援をしていきます」と、きょうをまた機会に、未来に向かって、このリニア新幹線をしっかり進めていくように、「一緒になって頑張っていきましょう」というお言葉をいただいたということでございます。

(静岡・鈴木康友知事)
しっかり静岡県としての立場ですね、リニアの推進と合わせて、水と環境の保全の両立を図っていくということについて、皆さんにもご理解をいただいたと思いますので、今後はスピード感を持って、JR東海さんとの対話を促進をしていきたいと思っております」

(若狭キャスター)
「大石さん、鈴木知事ですが、水問題に関してJR東海と対話を重視、という言葉が非常に印象的でしたね」

「徐々に静岡工区着工に向けて舵を切っていくんではないか」

(大石アンカーマン)
「そうですね。ただその他のことも合わせますと、ほぼほぼ川勝前知事が言っていることと同じなんです。しかしながら、期成同盟会の受け入れ体制が全然違うというのが一つと、もう一つ、今後どうなっていくか、大村知事に聞きましたら、やはり前任の方の方針をですね、就任早々180度方向転換するのはなかなか難しいので「徐々に徐々に、静岡工区着工に向けて舵を切っていくんではないか」というお話でした。

帰宅ラッシュの時間帯、多くの通勤客の方がいらっしゃいます。この中には出張の方もいると思うんです。新幹線に乗って名古屋までは、今は1時間半あまり。しかしリニアが開通したら、わずか40分で行くことができます。きょうの期成同盟会の雰囲気を見ると、静岡工区の工事はそう遠くない時期に実現すると思います。しかしながら、水問題と環境保全の問題、ここはしっかり忘れずに話を進めてほしいと思います。

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