今月20日に告示される県知事選挙で、現職の塩田さんを推薦していた県医師連盟が会見を開き、「政策協定にそごがある」として推薦を、一旦取り下げることを明らかにしました。
(県医師連盟 池田琢哉委員長)「塩田知事と結んだ協定書の内容にそごが生じている。推薦状を一旦取り下げる決断をした」
県医師連盟は、7日県知事選挙に向け、政策協定を結び、推薦していた現職の塩田さんの推薦を一旦、取り下げることを明らかにしました。
県医師連盟によりますと、締結した政策協定の6項目のうち、救急医療体制の整備や医師会との対話の場についてそごが生じたとしています。
このうち救急医療体制について、県医師連盟は、重篤な救急患者を24時間体制で受け入れる救命救急センターを、すでに2カ所ある鹿児島市以外の霧島市や大隅地方での指定を求めています。
こうしたなか、6日の県議会で、救命救急センターの設置について問われた塩田知事は「他県に比べて救命救急の割合が低いなかで、鹿児島市も含めて充実をしていく必要がある」と述べました。
(塩田知事)「他県に比べて救命救急の割合が低いなかで、鹿児島市も含めて充実をしていく必要がある」
この発言を受けて、県医師連盟は、推薦を一旦、取り消すことを決定しました。
県医師連盟によりますと、塩田さんのマニュフェスト次第で再度、推薦する可能性もあるとしていて、立候補を表明している米丸麻希子さんや樋之口里花さんを推薦の可能性も視野に、来週13日に会議を開いて決定する予定です。
来月7日投開票の県知事選挙には、現職で2期目を目指す塩田康一さん、新人で元自民党県議の米丸麻希子さん、新人で元看護師の樋之口里花さんの3人が立候補を表明しています。
※池田琢哉委員長の「琢」は「、」ありの「琢」
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