鶴岡市職員の22歳の男が庁舎内の女性用トイレに侵入したとしてきのう逮捕された事件について、男は犯行の1か月ほど前にも体調不良を理由に女性用トイレに入っていたことが分かりました。

鶴岡市市民課の男は、先月22日の午前11時半ごろ、正当な理由なく鶴岡市役所内の女性用トイレに入った建造物侵入の疑いがもたれています。


鶴岡市 皆川治 市長「このような事態となったことを深くお詫び申し上げます」市は昨夜、会見を開き、犯行当日、女性職員がトイレの個室を開けたところ、中に男がいたことなどを明らかにしました。

また、その日、男は通常勤務で、窓口対応などをしていたということです。

市の聞き取りに対し、男は。

「上司とのやり取りに落ち込み、女性用トイレにこもった。入っただけで何もしていない」


また、男は、犯行の1か月ほど前にも、同じ女性用トイレから出るところを別の女性職員から目撃されていたことが新たにわかりました。

鶴岡市 皆川治 市長「本人からは、体調不良のためやむを得ず女性用トイレを使用したという証言があったということで、その時点では、所属長の厳重注意に留めた」


注意された男は、反省した様子を見せていたということです。鶴岡市の職員を巡っては、10代女性の下半身を触った不同意わいせつの疑いで60代の会計年度任用職員が先月7日に逮捕されています。


男の犯行は、市は職員に文書を送り、綱紀粛正を呼びかけている中で、起きたものでした。

市では、状況を把握したうえで処分を考えるとしています。

警察では、トイレ内からカメラなどは見つかっていないとしています。



警察では、男の余罪などを詳しく調べています。

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