クジラの「淀ちゃん」の処理問題で、大阪市が調査結果を公表しました。

　去年１月、大阪湾で死んだクジラの「淀ちゃん」。大阪市から依頼を受けた海運業者が紀伊半島沖に沈めました。大阪港湾局は当初の試算の倍以上の約８０００万円で随意契約しましたが、金額の交渉をめぐり担当ではない課長が業者の意向に沿って金額を引き上げるよう進言したり、契約交渉中に業者側と会食したりしていました。

　市の入札等監視委員会は、会食について「看過できない重大な問題」と指摘。「予定価格の積算根拠や契約金額に疑義が残る」と非難し、大阪港湾局に対しほかにも違反がないか調査し報告するよう求めました。

　（大阪市　横山英幸市長）「不適切な内容は多々指摘されておりますので、再発防止等徹底していきたいと思います」

　市はさらに独自の調査も進める方針です。

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