ゴルフ練習場に不審物。従業員がやけどをしました。一体何があったのでしょうか。

 6月6日午後1時すぎ、大阪府松原市のゴルフ練習場から「バケツが爆発した」と通報がありました。実は、バケツが見つかっていたのは、通報から8時間前の6月6日午前5時ごろ。練習場の敷地内に見慣れない灰色のバケツが置かれていて、最初に見つけた従業員は「中に液体が入っていてガスの臭いがした」と話しているということです。

 そして午後1時すぎ。従業員の男性(41)が移動させようとしたところ、爆発。左腕に軽いやけどを負いました。けがをした男性と話したという別の従業員は次のように話します。

 (別の従業員)「爆発というか破裂みたいな感じで、バンと音が鳴ったみたいで、熱風みたいなもので腕が赤くなったと(聞きました)」

 バケツは直径約60cm、高さ約70cmのプラスチック製で、飲み物の容器のようなものが、黒いテープで貼り付けられています。そして、通報から6時間後の午後7時ごろ…

 (記者リポート)「今、(捜査員が)蓋の取っ手をつかみました。そしてゆっくりと開けていきます」

 爆発物処理班とみられる捜査員がバケツの中身を確認する様子も。作業は夜まで続けられました。

 一夜明けた6月7日朝、バケツは練習場に置かれたまま、現場検証が行われました。そして爆発から約丸一日たった午後0時半すぎ、捜査車両に乗せて、現場から撤去されました。

 爆発したバケツには、「社長よかったら使ってください」などと書かれた紙が張り付けられていたということで、警察は練習場を運営する会社の社長への嫌がらせが目的の可能性もあるとみて慎重に捜査しています。

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