東京・千代田区が発注した工事の入札情報を漏らした罪などに問われている元区議会議員が、初公判で「間違いありません」と述べ起訴内容を認めました。

千代田区の元区議・嶋崎秀彦被告(64)は2020年、区の元部長と共謀して区が発注した複数の工事の入札情報などを漏らしたほか、その謝礼として落札業者から現金や商品券などを受け取った罪に問われています。

きょう開かれた初公判で、嶋崎被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で、嶋崎被告は政治活動の支援を受けていた団体の代表らから頼まれて情報を漏らしたと指摘。その見返りに金銭や商品券を受け取ったほか、自宅の洗面台の工事代金およそ16万円を免除してもらったとしました。

被告人質問で、検察側から入札情報を伝えた団体との関係を問われた嶋崎被告は、「選挙対策の時に大事だった」「長年の付き合いがあり、どうしても断れなかった」と話しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。